SHAW NOTE

ReBranding とは、新しい「らしさ」を身につける

*Photo; MoMA, New York リ・ブランディングと呼ばれる仕事があります。かつて調子が良かったのに、最近どうも、、、という感じのブランドを活性化させる仕事です。新たなブランドを立ち上げることとは違って、できるだけ元々あるよさを引き出しながら活性化の道を探ります。老舗のファッションブランドのデザイナーに就任した人がまずはそのメゾンのアーカイブをしっかりと把握するのと同じように、ボクもそのブランドの歴史、DNAをしっかりと吸収することから始めます。 そこから新しいブランドの方向性を導き出すのですが、実施に移行する時に難しいのが、社員の皆さんの「手グセ」をどう剥がしていくか、という作業です。どうしても「これまでこのやり方でやってきたのだから」という手グセからできるだけ離れたくないわけです。そのやり方でやってしまっていたからこそ今、御社のブランドはかつての輝きがなくってしまっているのですよ、と説明しても、頭でわかっても体がついてこない。 やはりそこでも重要になるのが未来図、つまりビジョンです。極端な事例ですと、それぞれのキーパーソンにはその人にあった説明の仕方、提示の仕方で方向性を共有していく作業が必要になります。

AI にビジョンは描けるか?

*Photo; Boston Museum. Boston ブランディングの重要要件の一つに「ビジョンの設定と共有」があります。コトラーでも、ドラッガーでも同じようなことを繰り返しいっているくらいですから「安くて良い商品作れ!」「地の果てまで売ってこい」と号令をかけるだけでは、ながい間魅力的な企業として続く存在にはなりにくい、ということです。 さて、その「ビジョン」。経営者の方にとって、どんなビジョンを描けば良いのか、は大命題です。その開発プロセスについての細かい話は今日は抜きにしますが、シンプルにいうとやっぱり「人の心を打つ」ものでなければブランディングのキーツールとはなりません。 良い感じのビジョン、ネットで検索できないかしら、と思う起業家の方もいるかもしれませんね。数年のうちに多くの仕事がAI によって代替される、という話は皆さんお聞きになったことがあると思います。AI くんがビジョンを描いてくれる日は来るんでしょうか?ちょっとしたキーワード入れたり、なりたい事業規模を入れたりして。うーん、なんだか、それは「記号」でしかないものになるんじゃないかなあ、と思います。たとえば「好き」という気持ちのグラデーションをAIくんが360段階の強度で理解したとしても、40万階調で説明してくれたとしても、それはやっぱり、記号になるのと同じように。同じビジョンでも語る人によって響き方が全く違うのを、ボクは今までたくさんみてきました。やはり、ビジョンとそれを語る人のパーソナリティ&ヒストリーはセットなんです。 最適解を導く。ミスをしない。私的感情に左右されない。それがAI の特長とするならば

Brand は文化や生活を豊かにするもの

*Photo: PRADA Foundation, Milano 冒頭のことばは、かつてのアップルの Think Different キャンペーンを生み出したアメリカの広告代理店の社長の言葉です。 モノやサービスをつくりだす時「より便利に」、がひとつの開発の指針になることが多いですよね。より早く、より軽く、あるいは、より大きく。もちろんそれは結構なことですが、それが人生の豊かさに直結するのかというと、疑問に思うことも多くあります。 笑い話ですが、東京に暮らしていると、ヨーロッパやの他の街を訪れた時、大きなビルのガラス戸にぶち当たったり(自動ドアじゃないのかっ!?)、トイレで水道の蛇口に両手を差し出してぼーっとしていたり(自動的に水出てこないのかっ!?)、ということがままあります。NYですらよくありますよね。そんな時、「あああ、自分の中の野生の本能(?)が去勢されている」と苦笑いしてしまいます。とははは。 便利さと豊かさとが、とてもいい関係性を保っていた時代があったことは確かです。でも今、ブランドに求められるのはその先、あるいは、全く違う視点での「豊かさの提供、あるいは提示」です。本当の豊かさ。 それを見つけるためには、一生懸命生きてみる、しかないんですね。 *お知らせ ロゴマークの制作を担当させていただいた Global Wifi の会社 Vision さんに取材いただいた記事がアップされました。よろしければ。ボクの記事の他にもいろいろと役に立つ情報がありそうですよ。 https://www.vision-net.co.jp/morebiz/d-d-d/

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