

- 2020年3月21日
Patagonia に学ぶ、Branding の勇気とセンス
*Photo; Saga, Japan 「何度かブランディング のプロジェクトを立ち上げましたが、あまり成果が上がりません。どうしてなんでしょうか?」と聞かれることが増えてきました。もちろん個々の事情もありますが、共通するのは「勇気とセンス」だと応えます。 パタゴニア、というブランドをご存知の方は多いと思います。アウトドアのウェアやギアを企画制作販売するアメリカの会社ですね。創業者が書いた「社員をサーフィンに行かせよう」いう本に、このブランドの有りようが伺えます。まあ、タイトルからもわかるように ブランドを作るのは社員たちであり、その価値観と生き方そのものがブランドにつながる、という哲学を持っています。 そのパタゴニア、ミッションステートメントを「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」と昨年に変更しました。このステートメント変更の背景には、劇的に変わりつつ気候変動(彼らは気候危機、と呼んでいます)とビジネス環境の変化があります。 ・いかに努力しようとも結局は自分たちが地球を壊してしまう、という客観的な事実に向き合う ・ビジネスを営むという概念