SHAW NOTE

言葉で曖昧さを取りはらい、そしてまた、少し曖昧にする。Branding の秘訣です。

*Photo; London ブランディングにおいて、言葉は大きな働きをしてくれます。この数年、日本ではブランディングといえばデザインだよね、という理解が広まってしまっているようにも思いますが、最初は言葉ありき、です。ロゴデザインをするにも、カラーのスキームを決めるためにも、ブランドが目指すもの、大切にするもの、やるべきこと、やらないこと、をまずは言葉で表現し、共有することが必要になります。 その際には、とにかくいろいろな情報を聴く。インタビューはもちろんですが、紙の資料であろうがなんだろうが、読むのではなく聴く、という姿勢で情報の収集と分析にあたります。その後で言葉で整理をするのですが、その際に気をつけなくてはいけないのは、「便利な言葉や言い回しに逃げない」ことです。 では、どんな言葉や言い回しを避けるべきか。ふふふ、いい見本があります。コメンテーターや、ニュース記事の最後に使われる言葉はブランディングのミーティングの場では NG、 と覚えておいてください。「難しい問題ですね」「考えさせられます」「考え続けなくてはいけないと感じました」「本当にそうですね〜」などなど。他にも、方向性を曖昧にする。結論を先延ばしにする言葉や言い回しは多くありますが、会議の場での発言を「なんだかコメンテーターみたいだな」と感じたら黄色信号を心に灯してください。 言葉が空虚になってしまった時代には、空気そのものも空虚になります。逆にいえば、言葉が力を持つ時代を取り戻すことができれば、時代も明るく、視界も広くなります。ブランドもそうなんです。 そうして、ブランドの輪郭をしっかりと定義し、仲間と共有をす

花を飾ろう。挨拶しよう。Branding がはじまります。

*Photo; Tokyo 歩きながら、移動しながら物事を考えるのが好きです。最近は物理的に人との距離をとるようになったので、歩き回るのも人混みを避けて裏道を通ることが多くなりました。そうすると、通り慣れた道から奥まった民家の間を縫うことになります。 決して怪しいものではないです、という雰囲気をなるべく明るく振りまきながら歩くと、軒先の花に水をやっているおばあさんや、犬を連れた方ともなんとなく挨拶するようになります。それぞれの家の庭先や道端に咲いている花や、草木に気がつくようにもなります。 これ、大切なことだよなあ、なんてまた仕事モードに入ります。 ブランディングには、商品やサービスのブランディングとコーポレートブランディングがあるわけで、目的に応じたアプローチが当然必要になります。が、長年やっていると感じるのは、商品にしたって、会社にしたって、結局は人間が作り出すもの、という当たり前の事実です。 『幸せな仕事は、幸せな現場から生まれる』というのは、永年クリエイティブ・ディレクターをやってきているボクの実感からの言葉ですが、それはブランディングのプロジェクトにも当てはまります。 オフィスや部屋に花を飾る。緑を置く。出会う人に挨拶をする。こうした小さなことがブランディングの始まりになります。本当ですよ。ぜひ、試してみてください。 知らない人に挨拶をしちゃだめだ、とこどもたちに教えることが普通の時代になってしまいました。ボクたちはいろいろな間違いをしてしまってきているのかもしれません。先日のブログでも紹介した、ブルネロ・クチネリ さんも同じようなことをおっしゃっていました。 写真は

ABOUT

クリエイティブ・ディレクター石澤昭彦のブログ

​以前のブログはこちら

​このブログの記事、写真等の無断での転載はご遠慮ください。転載、引用などのご相談は、CONTACTへ。

​メッセージはCONTACTからお願いします。

Recent Posts
Category
Archive