SHAW NOTE

Branding のヒント;『ずっとそこにあるべきもの』を探してみましょう。気持ちがおちつく、がポイントです。

*Photo; 首里城, Okinawa ブランディングの過程では、様々な視点から「今ある価値」と「将来獲得していくべき価値」を探し出すことが重要な分岐点になります。 「なりたい姿!」ばかりに目をとられていると、結果、既存のブランドに似たような姿になってしまいます。最近ではさすがに少なくなりましたが、ブランディングという概念が日本でも言われ始めた頃には「〇〇のようなブランドになりたいのですが、どのくらいの時間とコストがかかりますか?」という質問を受けることもありました。 リブランディングでは当然のことですが、新規のブランドの立ち上げにおいても、実は「既存の価値」ってあるんです。どこにだと思います?それは、創業メンバーの方々の中に、です。思いや志はもちろんですが、その人間的な背景にもしっかりと目を凝らす、耳をすますことによって「すでにそこにある価値」に気づかされることがあります。 ブランディングの仕事は多分に人間観察の仕事でもあるんです。 そうやって、ブランドの核となる「無くしてはいけないもの」「ずっと保持していくもの」を探り出す、あるいは掘り出すわけですが、「これだ!」という確信を共有するときのよりどころは、「なんか、これがあると思うと落ち着く。ほっとする。自信が湧いてくる」という極めて人間的な感覚です。それが、そのブランドが信じるもの、になっていくわけです。 さて、今日の写真は沖縄の首里城。3年ほど前に訪れた時のものです。まさに沖縄出身の方のみならず、沖縄を愛する多くの方々にとって「ずっとある」はずのものでした。しかし、残念ながら昨年10月31日に出火した火災によって焼失して

「効率」だけだとこぼれるものが、あります。絶対に。

*Photo; Grand Central, NY 2019 ブランディングの始まりは「聴く」です。とにかく、聴く。クライアントの言葉。顧客の言葉。さまざまな資料。紙だろうが映像だろうが、すべての資料に耳を澄ませることが大切です。 コーポーレートブランディングをやられた方の中には、社内アンケートを実施した経験があることも多いかと思います。一概に否定はできませんが、エクセルなりワードでまとめられた意見をそのまま件数や、傾向で「処理」するようなことはあまりお勧めできません。書かれた背景、ニュアンス、そして、誰が言っているのか、など複眼的にひとつひとつの情報に向き合うことが必要です。 基本、人は曖昧です。なんだったらついているつもりでなくても「うっかり」嘘をつきます。つきますよ、よね?ふふふ。もっと正確に言えば、自分の本音なんてどこにあるのか、なかなかわからないものです。だから、「データ」に落とされたデジタルな言葉や数値をそのまま鵜呑みにしては、少なくとも、プロはそんな手抜きをしてはいけません。 すべからく、「効率よく」物事を進めるときには、こぼれ落ちているものがないかの目配りをすることがとても大切ですし、その「こぼれているもの」の中にこそ、大切な情報が隠れていることがままあります。 デジタルの効能の一つに「効率性の高さ」があります。でも、デジタルは使うもの。デジタルに使われてしまわないように気をつけましょうね。本当の意味でデジタルを使いこなすのは、とても難しいことです。まだまだ試行錯誤である、こという認識を持つことも大切だと思います。 写真は昨年のニューヨーク、グランドセントラルス

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