
- 2021年1月31日
Brainding とは 精神論ではなく
*Photo; Mykonos 地球全体を覆う前例の無い事態の今日、リーダーの資質が問われているといえます。英国とアメリカの記事で、このコロナ禍で各国のリーダーへの支持率が軒並み伸びている中、劇的に下がっているのがブラジルと日本だそうです。 ブランディングにおいても、リーダーの役割はとても重要になります。多くの企業において、前例を踏襲することが必ずしも是とはならず、むしろ否定することが必要になるプロジェクトも多くあります。多くの壁を乗り越える必要が出てきます。その壁は社外からもありますが、社内からも、むくむくと立ち上がってくることがままあります。 そうした時、リーダーがするべきは「精神論や楽観論ではなく、理路整然とブランディングの必然と方向性を説明する」ことです。 推進するために「熱量」は必要ですが、それは気合一発!や、こうなったらいいじゃない、なんていう精神論や楽観的な物言いとは全く別の理性的な熱量です。そのためにリーダーには、他社の事例を含めてブランディングについて勉強していただくこと。そして、社員のみなさんの気持ちや周りの環境をしっかりと把

- 2021年1月17日
うそをつかない人が幸せになる社会へ
*Photo; Itadori, GiFU ポストゥルース(Post Truth)の時代と言われています。真実のあと。つまり、フェイクな情報に人々が大きく影響されてしまう時代、ということです。年の初めに、かつての2ちゃんねるの管理人であった方もこれからの傾向として「うそを言った人間が罰されることもなく、むしろ得をする世の中になってしまった。企業活動にも大きな影響があり、同じことになってしまう」というようなことを述べていました。 現代がそうした傾向にあることを否定することは残念ながらできませんが、これからもその傾向が続く、あるいはむしろ拡大する、という考えには与したくない、と思います。 ボクは、今の時代を『リキッド時代(Liquid Era)』と呼んでいます。あらゆる活動が可視化され、ひとびとの行動、志向も液体のように流動する時代だと捉えているからです。同時に、技術やノウハウ、人材の流動性も高まることにより、商品やサービスの優位性も水面のように平らかになる傾向が強まります。 こうした、可視化された世界の中で、「うそを言う人間が得をしている」状況を多