

- 2021年12月26日
100%オーガニック!の価値を生み出す
Photo; at d.d.d. , Tokyo コンセプトからコピーの開発などのお手伝いをした ITRIM のフレグランス『 if – 衣風』の発売がリリースされました。 これまでになかった、天然精油100%で生み出される薫りです。これ、すごいことなんです。 しかも、天然の素材だけをつかうというだけではなく、同じ緯度帯に生息する植物たちをアレンジしてあげて、5つの緯度帯それぞれから生まれる精油の個性を最大限に活かしたバリエーションのラインナップを揃えているのです。 開発の際にあらためて歴史から紐解くと、それぞれの緯度帯でうまれる文化、生活価値観ってそれなりの共通項が見えてきます。それって、緯度=環境が生物だけではなくて人の価値観形成に影響を及ぼすってことなんですね。まさに人と植物、地球環境のオーガニックな関係性がそこにはあり、さまざまな物語が生まれているわけです。 地球を包むようにして、緯度帯に沿うようにして風が吹きます。もし、自分が生まれ育った帯域とは違う風を纏うことができたら、今とはまた違う風景が見えてくるのかも知れない。そんな考えから、風


- 2021年12月19日
ブランド広告を考える
*Photo; NY ボク自身が広告代理店出身ということもあり、かつて某外資系のロゴ・マーク開発会社の方から「広告ではブランドはつくれない」と言われて憮然とした思い出があります。じゃあ、マークでブランドつくれんのかよ?!んなわけないじゃん!と。 若かったなあ。 今ではわかります。「広告だけ、ではブランドはつくれない」んです。もちろん、ロゴやマークだけでもブランドはつくれません。 今日はブランディング=ブランドの価値向上、に寄与する広告について考えてみます。 広告って不思議ですよね。売り上げを上げるために打つはずなのに、景気が後退したりして、売り上げが本当に必要!という時に、真っ先に予算を削られるのが広告、です。笑い話のようですが、広告って販売向上に効率的には貢献しない、と誰もが潜在的に認識しているわけです。ここら辺は、業界全体で自覚的に考えるべきです。 前回のこの項でも「のぼり」と「ブランドメッセージ」はぜーーーんぜん!ちがう!ということを書きましたが、「のぼり」はブランディングには寄与しませんし、景気が低調な今日、むしろブランド広告についての要