
- 4月17日
Branding と Marketing って、どう違うんでしょ?
*Photo; Milano, Italy ブランディングとマーケティングの違いってなんですか? 意外とこの疑問というかテーマに関してはみなさんあやふやにしていること、多いですよね。わはは。 もちろん、ブランディングもマーケティングも現在進行形。つねに進化、変化しているものであると言う前提に立つと、一概に「正解」はないのかもしれませんが、ボクはこう考えている、という視点を改めて。 できるだけ端的に整理をすると、マーケティングとは「顧客を創造する行為=Action」であり、ブランディングは「顧客とのより強い絆を生み出す態度=Attitude」です。 そのために、マーケティングでは常に市場の変化に目を凝らし、顧客になり得る生活者を「捕まえる」必要があります。 一方、ブランディングは自らの信じる行動によって仲間、あるいはファンを作ることが目的となります。ですので、競合や市場の変化に振り回されすぎると自らの立ち位置を失う=ブランド価値を毀損する、ことになります。それだけに、ブランディングの観点では、「パーソナリティ=人格」がとても大切になります。 たとえ

- 4月3日
世界市民、として生きる
*Photo; d.d.d. , Tokyo ブランディングの仕事をしていて幸福だなあ、と思うことの一つが、成功したブランドのことを深く見つめ、理解する機会があることです。 素晴らしいアスリートのフォームが美しいように、成功しているブランドの背骨には必ず美しいストーリーが流れています。それらを学ぶだけで上質の物語を読んでいるように、気持ちが健やかになる気がします。そして、そのストーリーはあらゆるボーダーを超えて、さまざまな環境に生まれ育った人々の心を満たしています。 つまりブランドって、国や信条を超えた価値で人々を結びつける力を持っているのです。すごくないですか? 逆から言えば、時代を超えた価値観をしっかりと自らが持ち、守り続けることがブランドになるための大切な要件でもある、と言えます。 さて、この厳しい時代。 折角こんな時代に生きているのだから、今世界で、身近で起こっていることをしっかりと見据え、耳を澄まして、新しい価値観を生み出してやろう、と日々改めて考えています。それは、この大きな転換期に生きるものの特権でもあります。 もちろん、もっと気楽