

- 2022年7月24日
Branding における”オリジナリティ”とは
*Photo; Minami Apyama, Tokyo 個人的には「オリジナリティ」と言う言葉にはあまり近づかないようにしています。この言葉には、なんだか実態よりも崇められすぎている政治家のような胡散臭さを感じてしまいます。ごめん、「オリジナリティ」。わはは。 そう言えば、政治家を「先生」と呼ぶのをみんなで辞めるとだいぶ景色も変わると思うんですよねえ。言葉が態度を作りますし、なにより「先生」じゃないし。 敬愛していたボクの爺さんは「いいか、先生って呼ばれるようになったら人間おしまいだからな。気をつけろよ」と、幼いボクを膝に載せて教えてくれましたが、まさにそうですよねえ。言葉は怖い。あ、本物の学校の先生は別、ですよ。もちろん。 話が脱線しました。 さて、「オリジナリティ」。広義で言えば、6歳の子どもがドラえもんのイラストを描こうと思って引いたラインは、もうオリジナルです。それは他の誰も真似できないものですからね。 そんなの屁理屈、って思うかもしれませんが、ボクが今回しつこいのは、ビジョンやミッションの開発過程において「オリジナリティ=それは当社だ


- 2022年7月10日
Branding の要諦;まず言語化せよ
*Photo; Sicily, Italy ブランディングの仕事をやっています、と言っても、具体的に何をやっているかをご理解いただくには、多少なりとも説明が必要になります。 ・会社や商品(サービス)のネーミング開発 ・それらのロゴ/マークデザイン ・VI(ビジュアルアイデンティティ)システムの開発 ・あるいは、新規商品(サービス)の開発 ・会社やプロジェクトのビジョン、ミッションなどの開発 ・タグライン(スローガン)の開発 そこから付随して、広告やHP、ブランドビデオ、はてはユニフォームや名刺、ショップなどもつくります。 プロジェクトのゴールは様々ですが、まずは「なにを社会や従業員の方に伝えたいか」を言語化することが必要です。つまり「コンセプトの開発=言語化」です。 特に、マークやVIやデザイン系の開発や、商品開発などの時はどうしても「最終成果物」に目が行きがちで、大元のコンセプトワークはそこそこに、競合との色やデザイン、あるいは商品特徴の差別化を追い求めることが多くなります。 そうすると何が起こるか。 道に迷っちゃうんですね。何が正しいのかわか