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あなたの仕事はなんですか?


*Photo; Madison Avenue, New York


ブランドになるためには、社員/スタッフが同じ方向=どんなブランドを作るのかの共通意識を持つことが大切、だというお話を何度かしてきました。

いいデザイン、いい広告、だけではやっぱりブランドになれんのです。それらはあくまで一過性のものであり、血肉にはなりにくい。

「魚を与えるのではなく、釣りの仕方を教える」とは、食べることに困った人を救う手立てとしての老子の言葉ですが、ブランディングもまさに同じ。社内の皆さんが「ブランドになる道筋」を会得し、自分達で実践するようになれることがブランドを生み出すためには必要なんです。

もちろん、「会得」するのには時間がかかります。途中、迷子になったりもしてストレスが溜まることもあります。でも、長い目で見れば、それが結局コスト的にも安くつき、モチベーションと達成感を満たすはずです。

 

ビジョンやミッション、ブランドの名前やマークやタグラインを開発した後、一緒に広告をつくり続ける、というサイクルをずっとクライアントさんやっていければ、その方がビジネス的には(正直)メリットがありますが、それではやっぱり本当の意味でのクライアントさんへの手助けにはならないのではないか、と考え、ボクのオフィスでは「伴走型」のスキームにしています。

広告やHPももちろん作るのですが、提案と採用、というスタイルだけではなく、ブランドのコンセプト作りからクリエイティブの過程をできるだけ一緒に考える。なんどかそのプロセスと繰り返して、うん、これでいけますね!と双方が納得したところで、ではまた数年後、正しい結果がでているかを確認するタイミングまで、しばしお別れです!という感じです。

もちろんその間、ボクらはちょっと離れたところから、クライアントさんの状況を拝見する訳ですが。遠くからそっと見守る…、なんか切ない図、ですね。わはは。

 

こうしたプロジェクトでは、それぞれの社員の方と向き合いながら、その方の役割から見たブランドつくりのための考え方、ディレクションの仕方などを紐解いていきます。

その際に大切なのは、大きな流れの中で、一人一人の方が「自分の役割」を理解することです。つまり、「自分の仕事の意味」を理解することです。

 

仕事とその意味の話で言うと石工の話、ってビジネスアナロジーとして有名ですが、ドラッガーのバージョンが面白いです。

教会の建設現場で働く三人の石工。同じ仕事をしているのですが、なんの仕事をしているんだい?と聞くと;

一人目は、生活のために石を積んでるんだよ、とつまらなそうに答え

二人目は、教会を作っているです、と顔を輝かせて答え

三人目は、最高の壁を作っているだ、と誇らしく答える

ドラッガーは、二人目が理想のスタッフだ、と言いながら、企業にとって課題となるのは三人目の石工だ、と言います。ほっほ〜〜〜。なんで?

 

それは、自分の仕事の没入してしまい、周りが見えなくなってしまう可能性がある。つまり、仕事の本来の目的を矮小化してしまい、コストと時間というチーム全体の資産を食い潰してしまう危険を孕んでいるからだ、といいます。

たしかに…。

個人的には三人目の石工さんと話が合いそうでもありますが、チームでひとつの目的に向かうためにはドラッガーの言うこと、説得力があります。

 

そんな視点を持ちながら、ひとりひとりと向き合い、ブランディング全体の流れ、そして担当の仕事のやり方などを実践を交えて伝えていく訳です。

 

時間はかかりますが、とてもやりがいのある仕事だと感じます。

 

今日の写真もニューヨーク。マジソンアベニューです。Advertising(広告ビジネス)の聖地、とかつては言われ、大手広告会社が居並び、ゴージャスな広告マンが闊歩していた街です。今はとても落ち着いたシックな街並みになっていますね。広告というビジネスの位相もだいぶ変化してきています。 


そして、マンハッタンのHOPEの前を駆け抜ける、デリバリーのバイクマン。


ダウンタウンのショーケースで、たばこをゆったりと燻らせるマネキンさん。


自分達の存在を、どう表現するのでしょうね。ストーリーがあります。

人には、仕事には、ひとつひとつのストーリーがあります。それが、ボクを魅了します。

さあ、今日も素敵なストーリー作り出すお手伝いを!

Stay Safe & SMILE! で参りましょう〜〜〜。

© Copyright 2010 d.d.d. inc. & Akihiko Shaw Ishizawa
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