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うそをつかない人が幸せになる社会へ


*Photo; Itadori, GiFU


ポストゥルース(Post Truth)の時代と言われています。真実のあと。つまり、フェイクな情報に人々が大きく影響されてしまう時代、ということです。年の初めに、かつての2ちゃんねるの管理人であった方もこれからの傾向として「うそを言った人間が罰されることもなく、むしろ得をする世の中になってしまった。企業活動にも大きな影響があり、同じことになってしまう」というようなことを述べていました。


現代がそうした傾向にあることを否定することは残念ながらできませんが、これからもその傾向が続く、あるいはむしろ拡大する、という考えには与したくない、と思います。


ボクは、今の時代を『リキッド時代(Liquid Era)』と呼んでいます。あらゆる活動が可視化され、ひとびとの行動、志向も液体のように流動する時代だと捉えているからです。同時に、技術やノウハウ、人材の流動性も高まることにより、商品やサービスの優位性も水面のように平らかになる傾向が強まります。


こうした、可視化された世界の中で、「うそを言う人間が得をしている」状況を多くの人が認識をしていることは事実ではありますが、これから「本当の意味で報われていくのは誰か」と決めるのは、現代を生きる人間の決断しだいです。

得をするためにうそをつく、あるいは、その流れに自らを任せることを選ぶ人もまだまだ多いかもしれません。でも、フェイクが存在することを皆が認識している時代だからこそ、「自分がうそをつかれること」には、敏感になっていきます。そうなると、「うそを言わないブランド」が選ばれることにこそ、なっていくのです。

逆説的なことですし、少々ポジティブとは言い難い道筋ではありますが。

実際、ワシントンD.C.で起こった出来事の後、多くの企業が、これまで税制優遇のために行っていた政党支援から

軸足を移し始めています。アメリカの企業のこうした迅速な意思決定と行動はまだまだ見習うところもありそうです。


こうした時代にあっては、目指す未来をしっかりと確認、提示して「うそのない前進」をしていくブランドこそが評価されていくのだと思います。そう考えると、ワクワクしてきますよね。そんな時代をつくるお手伝いができることに。


写真は岐阜県関市の板取地区に群生する株杉です。樹齢500年のものもあり、根本からおおきく枝分かれして、空にその手を大きく伸ばしている様子は圧巻です。でかいんです、ほんと。正直に生きよう!とシンプルに思っちゃいます。わはは。


さて、Stay Safe & Be Positive ! で、今年も頑張りましょう!



© Copyright 2010 d.d.d. inc. & Akihiko Shaw Ishizawa
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