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バンドマンよ、世界を変えよう!


*Photo; Abby Road Studio, London


最初にお断りしておきますが、今日はあまりブランディングとは関係のないお話です。と言いつつ、書いているうちに意外と「役に立つ話」になるかもしれませんが、書き始めのモチベーションはいつもとは少々違った場所にあります。


それは「バンドマン」。英語で書くと Band Man。昨今のジェンダーフリーの流れでいいますと Band Person と書くべきかもしれませんが、話の流れ上、どうにもしっくりとこないので、ここは少々ご勘弁いただきたく、です。


さて、いささか旧聞に属しますが(本当はそんなことでいけないのですけど)、某権力者の子息が違法接待に関わっていたとの報道があり、世間を騒がせました。そのこと自体は糾弾されて然るべきかと思うのですが、週刊誌などの報道で彼が「バンドマン」と紹介されていたのが、とてもボクの心の琴線に響いたわけです。もっといえば「(いい歳して、まだ)バンドマン」という文脈が、びしびしと響きます。今でも響く。

「バンドマンに悪い奴はいない(はずな)んだけどなあ」と意気消沈していると「この間、面白い対談記事をネットで見つけましたよ」と知人が言い出しました。なんと「バンドマンの元カノたちの対談」。


まあ、グサグサとくるトピックが色々とあったのですが、特にここでシェアさせていただきたいのが「バンドマンは、世界を変えたがっている」というご発言に、ご列席のみなさんがうんうんと頷いていらっしゃったということ(なぜか敬語)。

そうなんです。バンドマンって、世界を変えたいんです。もちろん、良いほうに、ピースなほうに、ですよ。

それがなぜ、この「某権力者の子息のバンドマン」は、私欲に走ってしまったのか。彼の中の弱さがそうさせたのか(基本、バンドマンは弱いです)。自分がしていることの意味をよく理解していなかったのか(基本、バンドマンは人を疑うことが苦手です)。


そうなってくるとやっぱり、バンドマンとして生きたかった(であろう)子息にスーツを着させた父親である某権力者にやるせなさの矛先が向こうと言うものです。貫け!バンドマン!

でも、就職しろよ、と言われたらスーツ着ちゃうのも、バンドマン・・・。


以前のこの欄で、これからの世界を動かしていくのは政治家ではなく良き企業家となるのでないか、と書きました。そう言う意味では、バンドマンにもぜひ、頑張って欲しいです。元バンドマンで、「音楽では食っていけず」起業家になった方って、たくさんいるはずです。良き世界をぜひ、つくっていこうではないですか!


ちなみに、前出の対談内では「バンドマンと音楽家」の違いは「音楽で生計が立てられているかどうか」との見解で一致したようです。ああぁ、がんばれバンドマン!


ときに、ボクはバンドマンでは、ないです。念のため。本当です。ただ、バンドマンの名誉のために、どうしても書きたいと言う情動に抗えず、キーボードを叩いてしまったわけで。バンドマンでは、ないです。本当です。


写真は(バンドマンには)ご存知、アビーロードスタジオです。ドラムセットを運ぶクルーの先に輝く未来がありますように。


ちなみに、さらにちなみにですが、一人でも、バンドマン。

*Photo; Dublin


複数人数であれば バンドメン - Band Men

*Photo; Dublin


ただし、こちらは、ボクの定義ではバンドメン、ではありません。

*Photo; London


でも、みんなで一緒に世界を良いほうに変えましょう!

© Copyright 2010 d.d.d. inc. & Akihiko Shaw Ishizawa
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