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ビジョンとは「自分に見せてあげたい風景」


*Photo; Venezia, Italy


ストレスフルな日々が続きます。それでも、毎日をできるだけポジティブな気持ちで過ごすためにも、ブランディングの考え方って役に立つんです。


ビジョンを掲げる、ってよく言いますよね。自分たちの存在意義とは何か。どういった価値を世の中に創造したいのか。あるいは、提示したいのか。ブランディングの世界では、そうした視点でビジョンを組み上げていきます。


個人に当てはめてみると、すなおにビジョン=「夢」という言葉に置き換えて良いと思います。そして、大事なことは「夢」に大きいも小さいもない、ということ。世界一のサッカー選手になりたいのであれば、そのためのステップを今日から踏み出す。美味しいチーズケーキを食べたいのであれば、評判の良いチーズケーキショップやレシピを調べてみる。どちらも「自分を幸せにしてくれる」夢の効能に変わりはありません。


どんなものでもいい。「夢」の存在を意識してあげると、やるべきことが見えてきて、小さな行動欲求=ポジティブマインドが湧き上がってきます。


夢の持ち方について、ブランディングの世界からちょっとヒントを。ビジョンを決めるときには、マーケティングでやるような「世の中が求めているものを汲み取る」という視点を一度横に置いてみることです。むしろ「自分の中にあるなにか」が世の中にとって価値があるか、と考えてみると強いビジョンが生まれます。


つまりは、本当に自分は何がしたいのか、ということです。日々の生活での「世の中」とはある意味自分自身ですから、「自分に見せてあげたいもの」をまずは一番手近な「夢」として、小さな声でつぶやいてみると、少し空気が動き出すかもしれません。


実は多くのブランドも、そうして、個人の小さな夢から始まっているものが多くあるんです。


写真は数年前に撮った、ヴェネツィアのイタリアンレストランの裏口で休憩する若い料理人です。

ふふふ。はあ、つかれた。早く終わって遊びに行きたいなあ、なんて話しているのでしょうか?それでも彼らは、この場所から動き出し、掴み取りたい何かへの思いを抱えているにも見えます。夢がそこにあれば、周りも元気をもらえますよね。


今日も Stay Safe & Be Positive で、




© Copyright 2010 d.d.d. inc. & Akihiko Shaw Ishizawa
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