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世界市民、として生きる


*Photo; d.d.d. , Tokyo


ブランディングの仕事をしていて幸福だなあ、と思うことの一つが、成功したブランドのことを深く見つめ、理解する機会があることです。


素晴らしいアスリートのフォームが美しいように、成功しているブランドの背骨には必ず美しいストーリーが流れています。それらを学ぶだけで上質の物語を読んでいるように、気持ちが健やかになる気がします。そして、そのストーリーはあらゆるボーダーを超えて、さまざまな環境に生まれ育った人々の心を満たしています。


つまりブランドって、国や信条を超えた価値で人々を結びつける力を持っているのです。すごくないですか?


逆から言えば、時代を超えた価値観をしっかりと自らが持ち、守り続けることがブランドになるための大切な要件でもある、と言えます。


さて、この厳しい時代。

折角こんな時代に生きているのだから、今世界で、身近で起こっていることをしっかりと見据え、耳を澄まして、新しい価値観を生み出してやろう、と日々改めて考えています。それは、この大きな転換期に生きるものの特権でもあります。


もちろん、もっと気楽な時代の楽しそうな特権のほうがいいなあ、という気持ちもわからないではないですが。もうしゃあない。


一言で言うと、世界に生きる一市民として「大切にすべきこと」「シェアしたい未来」を。あるいは逆に、シェアしたくなくても、自分一人だけでも、とにかく守っていきたいもの。そんなものを丁寧に探していきたいと思います。


世界市民というと、ちょっと前には、物理的に世界を回ることが大前提な感じではありましたが、この時代、生まれ育った街から一歩も出ずに、世界市民として生きることだって全然可能ですからね。むしろ、世界OO箇所行きました!なんて人の方が…ということはよくあります。

そう言えばかつて「年間200本の映画を見ているんだよ、ボクは。」と語ってくれた先輩の話は、とてつもなくフラットであったことを思い出しました。わはは。


写真は、ボクの好きなものたちです。こんな時には、好きなものをあつめて、囲まれてぬくぬくしてみるのもいいものです。そこからまた新しい発見があります。

Stay Safe & Be Positive! で、お会いしましょう!

© Copyright 2010 d.d.d. inc. & Akihiko Shaw Ishizawa
© Copyright 2010 d.d.d. inc. & Akihiko Ishizawa
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