
* Photo; East River, New York
Merry Christmas!
連休のはじめに具吸っていた天気も晴れやかになりましたね!
すてきな週末を過ごされましたか?
と、思いきや、今日も株価に関する経済のニュースがありました。
今日のセルフ引用は 2009年 1月 31日のボクのブログです。
こうしてみると、、、過去に学ぶことは多くありそうですが、なかなか上手くいかないものですね。
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昨日から降っていた雨があがり、すこし 気持ちのいい午後になっていますね。 経済の状況が日に日に悪化している、と 各種の情報ソースが伝えています。 なんだか、ちょっと持って回った言い方をさせて いただいたは、僕らは『実感』と言うことにこの十数年、 もしかするともう少し長いこと、無頓着になりすぎて いないか、と言うことに危惧を抱いています。 ほんの少し前まで、一般の報道ではボクたちの生活は 岩戸景気以来の好景気の中にある、と「教えられて」いました。 そんな実感、まるでない。そんな風に「感じ」ながらも そういうものか、と日々を送っているうちに、この状態です。 確かに、こと経済に関しては『市場はカジノ化してしまった』と アメリカのお偉い経済評論家がおっしゃったように、 僕らの実感とは遠いところにある“システム”によって運営される ようになってしまったようです。 毎日の誠実な積み重ねが、明日の小さな幸せに直結しなくなってしまって いることが現実であることは、残念ながら今回『実感』すること になってしまいました。 ただ、そのタイド(潮流)を加速させるものとして、実感なき行動 がある役割を果たしてしまっていることがあるのではないか、 と感じることが多くなってきました。 そう思いませんか? 自分の触覚を通じて物事を判断するチカラが、この時代にあって より強く求められてくる気がします。 よく、最近は病院に行っても、お医者さんは患者さんの顔を見るよりも 種々のデータが表示されるモニターを見ている時間の方が長い、 との話を聞きます。(ボク自身も、経験があります。いろいろな お医者さんがいらっしゃるので、一般化はしたくないですが) 患者の体に触れるよりも、キーボードに触れている時間が長いお医者さんと 患者の顔を見て、触れて、目を見て話をするお医者さん。 ボクは、後者のお医者さんに出会った時にある種の幸運を感じます。 ブランディングの仕事も実は一緒なんです。各種のデータ、ケーススタディ。 それらはあくまでレファレンスになりますが、あくまで“過去の参考”。 僕らは常に、未来に向かって歩いています。 過去をトラックして、正解を導けるなんて保証、実は全くないんですよね。 今は、いろいろな情報が、本当に手軽に広く手に入る時代です。 でも、それはあくまでレファレンス。 その情報を「これこれは、こうなんだよ!」と言い切るよりも 「これこれは、こういわれているんだけど、、、」と余白をもって 解釈、咀嚼していく態度が、そしてタイド(潮流)がこの世の中を もっと『実感』あるものに、もう一度取り戻してくれるのではないか、 と思っています。