
*Photo; Paris
パリのノートルダム寺院の悲劇を聞いて、なんともやりきれない気持ちになっています。
もともとアメリカで過ごしていたこともあり、ニューヨークはすんなりとお気に入りの街リストの上位に入ったものの、パリの良さは何度行ってもなかなかわかりませんでした。なんだか、薄暗い感じもするし、道もガタガタしていて、必ずしも歩きやすくない。人々も、なんだか笑顔を浮かべてくれても目の奥が笑っていないような。10代から20代の頃の僕にとっては、なかなか手強い街でした。
それだからこそ、なんだかムキになって何度も訪れ、裏道を歩くうち、次第に馴染みの宿や店ができてくると、その温もりからいつのまにか離れがたくなっている。ボクにとってはそれが、パリです。
気がつくと、ほぼ毎年訪れる街になっています。
数年からのテロやデモから生じた事件、今回の火事などのたび、遠い街の友人たちの表情を思います。