
*Photo; Paris
これまで Vision を持つことの大切さをたびたび書いてきました。今日は、よいVision の立て方について書きますね。
Vision つくりの段階でたびたびクライアントさんの一部から出てくる議論のひとつが、「それは他社でも言えることだから、うちの Vision とは言えないのではないか」というものです。Vision にも差別化がないといけない、という考え方ですね。マーケティングの勉強を一生懸命にやってきた方が、よくこうした観念にはまってしまいます。
差別化はできていたほうがいいにはいいですが、Vision そのものは「うちでないと言えない」必然はありません。きっぱり、ありません。
むしろ、Vision 達成のための道筋にBrandとしての個性が出ることの方が重要なのです。
「うちでしか言えないこと」よりも「(他社でも言えるかもしれないけど)うちしか言わないこと」。これは強い、です。
そうして生まれたよいVisionは、しっかりと機能してくれます。