
* Photo; Armani Silos, Milano
先日、資産価値の大きさとBrand の価値評価には大きな隔たりがある、ということが新聞の記事になっていました。今や多くの巨大企業を抱える中国ですが、いわゆる Brand 価値ランキング上位に上がってくる企業はとても限られたもの(記事の中では、ほぼない、という書き方でしたが)、というものです。
記事では、Brand にまつわるストーリーがBrandの価値を醸成するのだ、というまとめ方になっていました。ボクもその見立てに異論はありません。
ただ、この話をそのまま、他国の話、ということで済ませてしまうにはもったいない、と思うのです。
Brand とはなにか?
視点を少し変えて考えてみると、それは家族や友人、恋人など大切な人に例えられる、というのがボクの長年の考えです。つまり、かけがいのないもの。替えのきかない存在、です。
価格戦略、広告の量、話題性。これらは、一過的に売り上げや注目、あるいは好意度の醸成に役立つものかもしれませんが、それと、Brand として顧客から「替えのきかない存在」になる、とはまた別のことです。
ところで、、、最近 Brand あるいは Branding という言葉の価値も下がっていますよね。Branding という言葉を使っておけばちょっと毛色が変わった売り上げ施策に見える、という感じで使われることが多くなっています。ブランドマンション、なんて言うのも、気持ちはわかるけど意味がよくわからんです。とはは。。。少々、皮肉なものです。