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Conspiracy Branding ©︎ という考え方


*Photo; Long Island, NY

先日のブログでも触れましたが、強いブランドとはステークホルダー(関わる人たち、ですね)の間での「共犯関係」が大きな力を持っています。企業側と顧客、あるときにはもっと広く、社会が関わることすらもあります。

そう言われてすぐに思いつくのは、インスタなどで好きなブランドの情報を拡散してくれたりする顧客との関係かもしれませんね。

でも、ボクが注視したいのはそれ以前の、ブランドサイドのマネジメントとスタッフの間での「共犯関係」です。SNSを使った拡散(個人的にはとても嫌いなフレーズです)は、もはや継続的なブランド力育成にはプラスの影響力はかなり限定的になってきている、というのがボクの見立てでもあります。

さて、マネジメントサイドとスタッフとの間で魅力的な Conspiracy(共犯)関係が生まれるためには、すくなくともブランド育成の側面で言うと縦の関係性ではいけません。横、でもなくて、もっともっとカオスを生み出すような関係性をクリエイトする仕掛けだったりが必要になります。

そこから、驚くようなシナジーが生まれます。

そのパワーあってこそ、その外側にいる顧客、潜在顧客、社会との関係性が有機的に生まれてくるのです。 手法にばかり頼っていては強靭かつ長期的なブランドの成長は望めません。

ブランドは、生きものだなあ、って思います。でも、そりゃそうですよね。産み出すのも、育てるのも結局人間なんですから。

写真は、ボクが長年ニューヨークで一番クールだと思っている屋外看板です。この絵に関しては、建物のレンガや霧もいい感じでConspiracy してくれていますよね。スタジオなんですよねえ。さすがです。

© Copyright 2010 d.d.d. inc. & Akihiko Ishizawa
© Copyright 2010 d.d.d. inc. & Akihiko Shaw Ishizawa
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