• shaw ishizawa

Patagonia に学ぶ、Branding の勇気とセンス


*Photo; Saga, Japan


「何度かブランディング のプロジェクトを立ち上げましたが、あまり成果が上がりません。どうしてなんでしょうか?」と聞かれることが増えてきました。もちろん個々の事情もありますが、共通するのは「勇気とセンス」だと応えます。


パタゴニア、というブランドをご存知の方は多いと思います。アウトドアのウェアやギアを企画制作販売するアメリカの会社ですね。創業者が書いた「社員をサーフィンに行かせよう」いう本に、このブランドの有りようが伺えます。まあ、タイトルからもわかるように

ブランドを作るのは社員たちであり、その価値観と生き方そのものがブランドにつながる、という哲学を持っています。


そのパタゴニア、ミッションステートメントを「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」と昨年に変更しました。このステートメント変更の背景には、劇的に変わりつつ気候変動(彼らは気候危機、と呼んでいます)とビジネス環境の変化があります。

・いかに努力しようとも結局は自分たちが地球を壊してしまう、という客観的な事実に向き合う

・ビジネスを営むという概念そのものの改革に取り組む

姿勢があります。


自己を客観的に見つめ、その事実に基づいて方針を定義し直す。これには大きな勇気が必要です。さらに、この項でボクが言っているセンスとは「時代を見るセンス」です。もちろん言葉の選び方や美的なセンスも必要ですが、それ以上に高い視座を持ち、感覚を研ぎ澄ませることがブランディングの成功には必要なんです。


今までの考え方にとらわれすぎると、ブランディングプロジェクトは失速します。そこから一歩踏み出すためには、勇気とセンスが必要なんだと、いつも痛切に感じます。


写真は、昨年撮った佐賀県の郊外でのものです。オーガニック・プロダクトの開発プロジェクトのために行った場所だったのですが、なんと緑の中にトトロが!!!右手にどん!と写っていました。


あまり本文と関係ないような写真ですいません。でも、なんだか、地球のことをしっかりと考えようと思ったときに、この写真が思い出されたんです。地球環境を守るということは、本当に身近な自然に目を凝らすことから始まるんだよなあ、って。小さなことから、始めています。自然はサボりません。ボクもさぼらず、ひとつずつ、です。