SHAW BOOK

Brand は、約束

November 13, 2018

 *Photo:  ACE Hotel, NY

 

 

ブランディングのプロジェクトの最初に、

必ず「ブランディングってなんだろう」というレクチャーを差し上げます。

 

ボクは、数年前に日本の経産省の依頼で、ブランドの定義を検討する

世界会議に出席をしたのですが、なかなか結論に至りませんでした。

*つい最近も、某エージェントから「世界ブランドランキング」が

 発表されましたが、なかなか、納得度の高いものを出すのは難しいですね。

 

実際のプロジェクトでは、ブランドのそのものの価値を細かく定義する

というよりも、そのプロジェクトにあった側面から話をした方が

クライアントの理解も当然スムーズになりますので、都度

工夫をすることになります。

 

一方で、もちろんブランドとはなにか、という問いに対する

「コア」になる回答もあるはずで、以下は、やはり10年前

2008年12月 27日に書いたものです。

 

今でももちろん通じる内容です。(特に、、、後半、、、=、=; )

 

あなたは2008年の年末、なにをしていましたか?

 

そんなことを思いながらでも、楽しんで読んでいたただけると

うれしいです。

 

今日はいい天気ですねえ。
今週は、ある仕事の関係で数人の職人さんのお話を伺ったり
仕事場にお邪魔したりしています。
朝早い工場に伺うのは、夜型のボクにはなかなかの
経験でした(しかも、寒かった!!)が、やはり
とても価値のあるお話や現場を見せていただいて
帰るときにはなんだか得した気分でした。
...現金なもんですが。わはは。

とても印象的だったのは、「職人としてのプライドは
持たない」とおっしゃった方がいたこと。
一瞬、「へ?」と思いませんか?
続けておっしゃったのは
「自分が創ったものがお客さんの手に渡って、満足していただく。
それだけのこと。そこに自分の仕事の完成はあり、
プライドなんてものは邪魔になる」ということ。
なるほど。。。その場に居合わせたスタッフの背筋が思わず
のびた経験です。


その他の方にも共通しているのは、
「自分の仕事に徹底的に責任を持つ」ということ。
依頼主であるメーカーの担当の方から提示されたスペックでは
納得のいくものが創れない、という理由でお断りをしたり、とか。
当たり前のことのように思えるかもしませんが、実は今の世の中、
とても難しことだったりします。
「マーケティングが、ものを創って世の中を幸せにしたい、という
本来の気持ちを忘れさせてしまっている」
という、とても、とても考えさせることをおっしゃった方も
いらっしゃいました。
うむ。

そんな経験をして改めて思うのは、「ブランドは”約束”なのだ」だということ。
ある品質ーそれは機能的なものだったり、感情的なものだったりしますがー
の提供を約束してくれること。
それがブランドたるための必要条件です。
数年前「早急にうちを”ブランド”にしたい」とのリクエストをいただいた
ことがあります。
でも、残念ながらそれは難しいです。とお答えしました。
だって約束はある時間、それを守り続けることを
しっかりと積み重ねてようやくお互いの信頼を生むのです。
ですよね。
そこに、ブランドの芽がようやく現れ始めるのですから、
短時間にブランドに、というのは、なかなかに無理があること
なのです。

最近のこの経済環境の中で、「...あの企業がまさか...」という
ことがたくさん起こっています。
しっかりと情報を生活者の方と共有して、その行動の背景にあるものを
理解していただかないと、せっかく長い時間かけて築き上げてきた信頼関係に
よくない影響が出てしまうのではないか。。。と心配です。
一度壊れた信頼関係をもとに戻すのは、途方もなく大変なことですから。
ここでも、上質なコミュニケーションは大きな役割を果たしてくれるはずです。 

Please reload

ABOUT

クリエイティブ・ディレクター石澤昭彦のブログ

​以前のブログはこちら

​このブログの記事、写真等の無断での転送はご遠慮ください。転載、引用などのご相談は、CONTACTへ。

​メッセージはCONTACTからお願いします。

Recent Posts
Please reload

Category
Please reload

Archive
Please reload